特に高齢者による、アクセルとブレーキの踏み間違え事故は、最近になってどこからか湧き出てきたかのようによく聞きます。
先日も1件、自宅駐車場に停めようとして踏み間違え、居間に突っ込んで死亡事故になったニュースがありました。
運転手は50代で高齢者というにはまだ若く、死亡した被害者は運転手の母親だそうです。
このように、アクセルとブレーキの踏み間違えは、高齢者特有の現象ではなく、全ての運転手が犯してしまう可能性のあることといえます。
そこで今回は、そんな踏み間違え事故を少しでも減らす工夫についてお話していこうと思います。
小久正巳の工夫
わたくし自身は未だ踏み間違えで事故を起こしたりヒヤッとした経験はありませんが、日々のニュースを見ていると何だか『自分もいつかやってしまうだろう…』と、心配になるときがあります。
小久正巳はまだ高齢者といわれる年齢ではありませんが、若年だからといって絶対はあり得ないので、少しでも踏み間違えを減らせる工夫を考えながら運転しています。
ひとつは、”足の道しるべを作ること”です。
AT車なら左足をブレーキペダルのすぐそばに置いておき、左足のすぐ近くにブレーキがあると認識づけておくのです。
そして、ブレーキを踏みたいときは右足を左足に寄せる。と、身体に覚え込ませます。
MT車でも、クラッチペダルはブレーキのそばにあって同じ方法が使えますが、クラッチを切って加速できなくする方法もあります。
事実、MT車でこういう踏み間違え事故は聞いたことがありません。踏み間違えても事故になりにくいフールプルーフ機能が必然的に備わっているため、事故防止にMT車が注目された時期もあったぐらいです。
そしてもうひとつ、”アクセル・ブレーキの名をつけない”ことも意外と効き目のあるポイントです。
特に、認知機能が低下してきた高齢者の場合、”アクセル!”、”ブレーキ!”と正式名称で言われても、一瞬『どっちなんだ!?』ってことになりやすいです。
クルマの運転は10分の1秒の迷いが命取りになることもあり、それが分かっていて焦った結果、踏み間違えてしまいます。
なので、小久正巳は”右!”、”左!”と覚えています。
他にパッと認知しやすい覚え方があればそれでもいいですが、クルマに特化した単語(アクセル、ブレーキ)ではなく日常よく使う言葉で覚えるようにしましょう。
そして残念ながら、この方法でも100%事故をなくすことはできません。
踏み間違えの要因は、”あせり”がダントツではないかと思っています。
先ほど紹介した方法もアリですが、このあせりをなくすことが、踏み間違えをなくす根本ではないかと考えます。
そこは、小久正巳も模索中です。
Comments